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WAYNO 「NARIHUALAC」     1994-95

 ウェイノのファースト・アルバム、NYレコーディングです。
タイトルの「NARIHUALAC」はウェイノの出身地であるペルー北部の地名です。

 ペルー出身のルイス・ヴィルチェレスによって1989念に結成。アンデス民謡の古典から、
現代の曲や自作曲など幅広く、ニューヨークを中心にアメリカ、ヨーロッパで活動しています。
また、年2回来日の際には、富山を拠点に全国でコンサート・ライブ活動を行うほか、
寺院、学校、施設への慰問も行い、好評を得ているようです。

 本作でWAYNOを名乗ってるのはルイス・ヴィルチェレスとマルコ・コヴェニャスの二人で
あとはキーボードやパーカッションなど数名の現地のプレイヤーが参加しています。 
現在、本作でのオリジナル・メンバーで残っているのはルイス・ヴィルチェレスだけですが、
新メンバーを加え、富山のジャズ・ベーシスト、谷中秀治さんを中心に活動しています。
ワタシが観たステージでは「コンドルは飛んで行く」や「花祭り」などの曲に加え、
五箇山民謡の「こきりこ節」や童謡の「ふるさと」などもフォルクローレ風に演奏してました。
「ふるさと」などは「うさぎ追いしかの山...」と、会場、大合唱でした。
ケーナの音色は日本の唱歌にまたよく合うんですよね。

 ここでも「コンドルは飛んで行く」が収録されていますが、
彼らの後のアルバムに収録されたヴァージョンよりもかなりゆったりしたテンポで
プレイされており、後半テンポが戻って、ようやく我々の聴き慣れた曲調になります。
ケーナやチャランゴの響きはどこか懐かしくさえ聴こえます。


 これはなかなか手に入らないでしょうね。