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ROBIN TROWER 「B.L.T.」     1981

 『1981年に発表された、スーパー・プレイヤー、ジャック・ブルース(元クリーム)
とロビン・トロワーによる完璧なコラボレーション・アルバム!
アビイ・ロード・スタジオにおける24ビット・デジタル・リマスタリングで
遂に本邦初CD化!』

 JACK BRUCE、BILL LORDAN、ROBIN TROWERの頭文字をとって
「B.L.T.」と題されたアルバムです。決して「ベーコン・レタス&トマト」
ではありません。しかしジャケには「B.L.T.」にひっかけて、
ご丁寧に「ベーコン・レタス&トマトのサンド」の写真が...。

 本作でのドラムスは第2期トロワー・バンドのビル・ローダンが叩いており、
ジャック・ブルースとつるんだ次作「TRUCE」では第1期トロワー・バンドの
レッグ・イシドアが叩いています。
結局のところ、ジャック・ブルースはトロワー・バンドのヴォーカル&ベースの
ジェイムズ・デュワーの後釜、という位置付けでしかなく、
作詞もプロコル・ハルム時代のトロワーの同僚、キース・リードが担当しており、
あくまでトロワー主導型のユニットです。

 ポップでメロディアスな「Won't Let You Down」や
「Feel The Beat」のようなファンキーな曲に混じって
トロワーのギター・プレイを十分に堪能できるのは
ジミヘン・テイストの「No Island Lost」やスロー・ブルーズの「End Game」
の2曲でしょう。

 ジャック・ブルースとの相性は決して悪くはないと思います。
ていうか、ここでのブルースはほとんどトロワーの言い成りでしょう。
彼の曲作りや主張が反映されるとまた違ったサウンドになってたかも...。