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STUFF 「STUFF」     1976

 当時の売れっ子スタジオ・ミュージシャンが集まったスーパー・グループ。
ツイン・ギター(コーネル・デュプリー&エリック・ゲイル)
ツイン・ドラムス(スティーヴ・ガッド&クリストファー・パーカー)
が特徴でした。

 当時のクロスオーヴァー・シーンでは、クルセイダーズとスタッフが
自分の中では2大インスト・バンドでした。
ジャズをベースにしたクルセイダーズとR&Bやソウル寄りのスタッフ、
趣は違いますが、どちらも素晴らしいバンドでした。

 A-1「Foots」でのノンビリ・ムードに最初はちょっと驚きでしたが、
コーネル・デュプリーのテレキャスとエリック・ゲイルのフルアコという
対照的な音質でのフレーズが魅力です。

 一番好きなのはB-1「How Long Will It Last」で、
コーネル・デュプリーのソロ・アルバムにも収録されていました。
どちらもリチャード・ティーがキーボードを弾いており、
リズム隊がガッド&パーカーのスタッフに対し、ソロ・アルバムでは
バーナード・パーディ&チャック・レイニーというリズム隊、
聴き比べると面白いです。もちろんどちらもコーネルのファンキーな
ギターが聴けます。

 そしてラストB-4に「Dixie / Up On The Roof」といった
バラードを持ってくるところがニクいですね。
リチャードの美しいピアノと、コーネルの弾かないようでいて
きっちりと美しいメロディを構築してしまうギターが絶品です!


 ちなみに、上の写真は「裏ジャケ」です。悪しからず。