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古謝美佐子 「天架ける橋」     2000

 『「古謝さんの子守歌『童神』を聴いて思わず涙がでそうになった・・・五木寛之
「童神」のオリジナル収録!!ネーネーズ脱退後、初のソロアルバム。』

 ちょっと前に、家族&将来の家族と近くの沖縄料理のお店に行った時に
沖縄民謡に混じって流れていたのがドヴォルザークの「家路」を女性が唄ってるものでした。
早速調べてオーダーしました。初代ネーネーズのリーダー、古謝さんの2000年の
レコーディングの初ソロ・アルバムです。

 レコード・デビューは9歳(1964年)で、その時の古謝さんの唄声も
含まれています。

 プロデュースは現夫の佐原一哉さん、お互いに相手の魅力を知り尽くした二人だから
こんな素晴らしい作品が出来上がったのでしょう。

 「童神(わらびがみ)」・・・夏川りみさんが唄ってましたっけ。
そのオリジナル・ヴァージョン、97年、初孫の誕生を機に古謝さんが書いたもので、
純真無垢な子供に対する親の愛情を唄ったもので、これは断然夏川ヴァージョンよりも
古謝さんのほうが説得力あるわ!!

 さて「家路」ですが、ドヴォルザークの曲にご主人の佐原さんが詞をつけたもので、
訳詞(沖縄語の詞ではなく日本語に訳したもの)を読む限りでは、
沖縄の浜や畑が目に浮かび、「我が家」と「母ちゃん」への想いを切々と唄った唄で、
古謝さんの住む嘉手納町では毎日午後5時になると公民館からこのメロディが
流れていたそうです。そういえば、ワタシも子供の頃、5時だったか6時だったか、
「家路」が鳴っていました。あれは「大和というデパートのミュージック・サイレンだ」
という説と、「市役所のミュージック・サイレンだ」という説がありましたが、
ついに確認することもなく大人になってしまいました。