フェアポートの４枚組ＢＯＸ「FAIRPORT UNCONVENTIONAL」のＤＩＳＣ－４です。
彼らの代表曲を約３０年のスパンで構成した未発表音源集です。
名盤「FULL HOUSE」でお蔵入りとなった「Poor Will And The Jolly Hangman」
のブロートン城でのライヴ音源（８２年の再結成時で、トンプスンの唄とギターが
たっぷり聴けます。）や、
初期のアウト・テイク「Crazy Man Michael」「Farewell Farewell」では
サンディの唄も聴け、録音状態は悪いですが、シンプルなメロディを
淡々と唄いあげる「Farewell Farewell」は素晴らしいです。
そして問題の「Sloth」、７４年のライヴ音源で、サンディは復帰しているものの、
トンプスンはいなく、替りにジェリー・ドナヒューのギターが前半はちょっと退屈ですが、
中盤盛り上がりです。しかしトンプスンのいない「Sloth」、
ちょっと冗長な感じを受けるのも事実です。
さてこの４ＣＤＢＯＸ、いろんな音源やいろんな時代、いろんなメンバーが
交錯しており、よほどのファンでない限り、必ず混乱しますので
聴かないでください。（笑）