一般的には「ラテン・ミュージック3部作」と言われてますが、
元々は好きなラテン・ナンバーを2CDでリリースする予定だったのが、
曲が増えてしまい、「洗練」「ロマンティック」「暖かさ」をテーマに
3種のCDを1ヶ月ごとにリリースしたものです。
この「vol.3」はキューバン・ミュージックをボッサのアレンジで唄ったものです。
キューバン・ミュージックといえば "熱い"イメージがありますが、
「熱さ」を「暖かさ」というニュアンスに置き換えたアレンジが見事です。
「カチート」や「キエン・セラ」「ベサメ・ムーチョ」「シボネー」など
日本でもお馴染みの曲もあり、チャチャチャ、ボレロ、ソンなどの形態を
すべて取り込んだ選曲、なかでもボレロの代表曲「ベサメ・ムーチョ」、
女声(コンスエロ・ベラスケス)が作った曲だけあり、
「キスして、キスして...」と切なく迫る女心を唄った唄、
やっぱりいいですねぇ。