もともとピアノ独奏曲としてムソルグスキーによって書かれた曲を
１９名編成のブラス・アンサンブル（ブラス・バンドです！）が演奏したレコードです。
短調のプロムナードに続いてＡ－４「殻から出切らないでいるひなの踊り」、
トランペットがうまくひな鳥の踊る様子を表現しています。
厳かなプロムナードが続くなかで、活き活きとしたプロムナードに続く
Ｂ－１「リモージュの市場」では、市場の喧騒感をうまく表現しています。
レコードのラストを飾るのはＢ－４「キエフの大門」で、
設計図だけで終わった空想の大門。この一曲によって
「展覧会の絵」はすべて「絵空事」とでも言いたげなブラスの響きで
幕を閉じます。