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CAETANO VELOSO & GAL COSTA 「DOMINGO」     1967

 『カエターノとガルの1967年のデビュー作品。
ぽーっとしてたら終わっちゃうかも。』

 いつもお世話になってるdvdkowaretaさんのブログに
「カエターノへの道」という書庫があり、コンプリート・コレクションを
目指すdvdさんの最初の記事がこの「DOMINGO」だったと記憶してます。

 22歳のガウと25歳のカエターノの唄声と演奏が醸し出す哀愁感は
一体何なんでしょう。まるで夏の終わり=青春の終わり、とでも言いたげな
優美な音世界です。

 ワタシもそうでしたが、このアルバムを聴いた人はまずオープニングの
「コラサォン・ヴァガブンド」にKOされるでしょう。
ガウが唄い、転調してカエターノが唄う、色気も華やかさもない...
あるのは喪失感と重苦しさだけ...。
当時の社会背景を知らずに聴いても、かなり心に響くアルバムです。