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STAN GETZ-JOAO GILBERTO 「GETZ/GILBERTO #2」      1964

 『「ゲッツ・ジルベルト」の大ヒットを受けて開催された
ゲッツとジョアンの競演コンサート。お互いが自己のグループで登場した後、
アストラッドも加わって3人の再共演も実現。』
 
 アナログ盤ではSIDE-Aがスタン・ゲッツ・クァルテット、
SIDE-Bがジョアン・ジウベルト・トリオの演奏が収められていましたので、
あの名盤「GETZ/GILBERTO」の続編を思わせるようなタイトルの
「GETZ/GILBERTO #2」は、はっきり言って不自然です。(笑)

 ただCDにはゲッツ&ジョアンにアストラッドが加わった5曲が
ボートラとして付加されていますので、このボートラにのみ
「#2」を名乗る資格があるのです。

 スタン・ゲッツらによってボサノヴァを取り入れた「ジャズ・ボッサ」が
ジャズの一つのジャンルとなりますが、カエターノがかつて発言した通り、
「ボサノヴァはジョアンそのものだ。しかしジョアンはボサノヴァ以上だ。」
従ってワタシのようにジョアン・サイドしか聴かないリスナーも
かなり多いのではないでしょうか。

 しかし、ゲッツとジョアンは実は仲が悪いんじゃないか?
とワタシは思ってましたが、「#2」や「アゲイン」を作ってるんですから、
やっぱり仲がいいんでしょうか。どこかでリスペクトし合ってるんでしょう。

 ボートラでは、あの無神経にも聴こえるゲッツの割り込みもなく、
大人しく吹いてます。(笑)