『聴いてくれ、俺たちの世界制覇の轟き!』
78年に「NATIVE SON」でデビューし、79年には2nd「SAVANNA HOTLINE」を
リリース、そして80年のUSツアーの模様を収録したライヴ盤です。
会場はLA、ベイクド・ポテト
NY、ボトム・ライン
NY、セヴンス・アヴェニュー・サウスです。
彼らがボトム・ラインに出演した週は、他にどんなアーティストがブッキング
されていたか、というと
ジョナサン・エドワーズ
シー・レヴェル
ゴング
スティーヴ・ハケット
といった懐かしい名前があります。
2LPという構成ですが、どのトラックがどの会場か、といったことは
定かではありませんし、収録順が時系列かどうかもわかりません。
A-1「Wind Jammer」のテンションの低さにちょっと戸惑いますが、
初めてUSAに渡ってステージに立った緊張感というのが
なんとなく伺えて面白いです。
続くA-2「Coke Screw」でのスピード感溢れるプレイを聴いて一安心。
そしてB-1「Sexy Lady」、B-2「Savanna Hotline」と、
お馴染みのナンバー。「Savanna」での大出さんの危なっかしく
ぎこちないギター・ソロも、ライヴならではの魅力でしょう。
C-1「Autumn Dreams」の峰さんのセクシーなサックス、そして
クライマックスはD-2「Super Safari」でしょう。
本田さんのエレピ、大出さんのカッティング、峰さんのワウ・サックス、
村上さんのハギレの良いドラミング...。
つわものたちが集まったこのユニット、トラックによっては
テンションにバラツキがありますが、当時の日本を代表する
クロスオーヴァー・バンドとして、ワタシの胸に刻まれています。