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LYLE LOVETT 「LIVE IN TEXAS」     1995

 モノクロのブックレットにはメンバーやスタッフなど総勢25名の
顔写真が載っています。白人、黒人、ひょっとしてテキサスという土地柄、
メキシカン系もいるのかな?

 もはやカントリーという括りでは語りきれないライル。
ビッグ・バンド(His Large Bandと紹介されている)を率いての本ライヴは
ホーン・セクションを前面に打ち出し、R&Bやジャンプ系の印象を受けがちですが、
「Nobody Knows Me」や「If I Had A Boat」「North Dakota」のような
フォーキーなナンバーでの、彼のひょうひょうとした唄いっぷりも素晴らしく、
特に「North Dakota」はいい曲で、あえてリッキー・リー・ジョーンズの
中途半端なハーモニーはなくても良かったのでは?

 いつもながらに、彼の柔軟な音楽性を楽しめるアルバムに仕上がっていますが、
「She's No Lady」のようなブルージーなナンバーを唄っても似合ってしまうから
ホント、不思議なヒトです。