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NEIL YOUNG 「CHROME DREAMS供廖    2007

 『ロック・シーンのフロントラインとアーカイヴを
縦横無尽に走り続けるニール・ヤング。
1977年にリリース予定のまま、お蔵入りになったアルバム「CHROME DREAMS」が
未発表だった3曲を加えて30年の時を経て蘇った!』

 76年、アルバム「CHROME DREAMS」の制作に取り掛かったニールは
3LPのベスト・アルバム「DECADE」の発表を延期させてまで
この「CHROME DREAMS」を優先させようとしましたが、結果的には
「CHROME DREAMS」に予定していた曲の一部と新曲を加え
「AMERICAN STARS'N BARS」としてリリースしました。

 このところ「フィルモア・イースト」や「マッセイ・ホール」などの
70年代の音源が相次いで陽の目を見、この「CHROME DREAMS供廚
ニュースが飛び込んできた時は、お蔵入りになった音源がついに発掘か!?
と興奮したものですが、実はオリジナル・ソースはすべて焼失してしまったのです。
よってすべて再録ということになります。

 ベン・キース(スティール)、ラルフ・モリーナ(ドラムス)、
リック・ロサス(ベース)など、気心知れたメンバーがバックを固め、
どこか懐かしさを感じさせる瞬間もあります。

 「Ordinary People」なんかはホーンも入り、後年の「THIS NOTE'S FOR YOU」
あたりを想わせるようで、アルバム全体の印象としては70年代から80年代を
行ったり来たりするような、ちょっと散漫に受け取られがちな部分もたしかにあります。
しかし、このところのアーカイヴ音源を含め、精力的なリリースは大歓迎ですね。

 次はいよいよ「アーカイヴBOX」でしょうか。待ち遠しいですね。