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ENGELBERT HUMPERDINCK 「VERY BEST OF E.HUMPERDINCK」     1967-1969

 ザ・バンドではありません、エンゲルでした。
エンゲルと言っても、あの「エンゲル係数」じゃぁないよ。(笑)

 エンゲルベルト・フンパーディンク...ヘンな名前です。
インド生まれの英国人で、本名はゲリー・ドーシーといい、
「ヘンゼルとグレーテル」の作者でもあるドイツ人作曲者の
「エンゲルベルト・フンパーディンク」という名前をマネージャーに
つけられてしまい、それからというもの、「リリース・ミー」や
「ラスト・ワルツ」などが立て続けに大ヒットしました。

 英国ではトム・ジョーンズと人気を二分し、そのトム・ジョーンズとは
公私共に昔から仲が良かったようですが、トムのパンチの利かせた唄い方に対し、
エンゲルは優しい唄い方(選曲もそのような曲が多い)と、両者対照的です。

 この初期のベスト盤にはスティーヴィー・ワンダーの「太陽のあたる場所」、
後にカーペンターズがリヴァイヴァル・ヒットさせたハーマンズ・ハーミッツの
「見つめあう恋」、そしてお得意のカンツォーネの「思い出の歌」、
「クァンド・クァンド・クァンド」「愛の花咲くとき」など、お馴染みのヒット曲が
たくさん含まれていますが、やっぱりエンゲルといえば、カントリー・ナンバーの
「リリース・ミー」そして名曲「ラスト・ワルツ」でしょう。

 特に「ラスト・ワルツ」は短い曲ですが、なかなかドラマチックに
仕立てられています。詩もシンプルですが、なかなか味がありますよ。
後年の「太陽は燃えている」なんかも大好きでした。

 SIDE-A
  太陽のあたる場所
  スペインの瞳
  思い出の歌
  地平線のかなたに
  リリース・ミー

 SIDE-B
  見つめあう恋
  クァンド・クァンド・クァンド
  愛の花咲くとき
  淋しき足音
  ラスト・ワルツ