「LOVESICK BLUES」というタイトルのCDは複数種類存在するようですが、
本CDはベスト盤、それも大ヒットした「I Fall To Pieces」('61)や
「Crazy」('61)、「She's Got You」('62)などが収録されていないところを
みると、57年の「Walkin' After Midnight」をメインに据えた50年代後半
あたりの選曲のようです。
カントリー・ファンにもポップス・ファンにも支持されたパッツィーは
後の女性シンガーのお手本となり、彼女に憧れてカントリー・ソングを
唄った人は数知れないでしょう。
初の大ヒット曲「Walkin' After Midnight」のスティールのイントロも
どこか懐かしいし、ブルーズをベースにした進行も今聴いいても素敵です。
リアン・ライムスの「Blue」はパッツィーのために書かれた曲ですが、
パッツィー自身は録音できずに亡くなってしまったことは有名ですね。