『ハッピーにスィングするケリー・トリオを従え、
持ち前のブルージーで歌心溢れるフレージングが堪能できる
ミッチェルの代表傑作。』
50年代末から60年代中頃までホレス・シルヴァーのところで吹いてたのですが、
70年代にはレイ・チャールズのバンドの一員として来日していたり、
72年にはジョン・メイオールのバンドでも吹いていたとか。
この人の魅力は一体どこにあるのでしょうか?
「I'll Close My Eyes」「I Wish I Knew」「When I Fall In Love」
のようなスタンダードでの美しさも魅力の一つでしょうし、
そしてなんと言っても「Kinda Vague」や「Sir John」のようなブルージーな
曲こそ彼の得意とするところでしょう。いづれにせよ、ウィントン・ケリーが
果たした役割は大きいですな。
バリバリ吹くタイプではなく、きれいに吹き上げるトランペッターで、
ブルージーなナンバーも決してアーシーではなく、ウィントン・ケリーとの
二人三脚できれいにまとめあげています。