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TOM WAITS 「THE DIME STORE NOVELS vol.1」     1974

 2001年に「世界限定10000枚」というふれこみでリリース、
日本では「パルプ・ノワール」とかいうタイトルでアナウンスされていましたが、
ワタシは店頭でみかけたことがありません。
(多分、日本では発売されなかったのではないでしょうか?)

 このCDでさえ、もう手に入らないモノと半ばあきらめていましたが、
なぜか今、3千数百円で見つけることができました。(もちろん新品です)
なんかキツネにつままれたような感じです。

 ギター、あるいはピアノの弾き語りで、曲間の語りも収録されています。
まだ声がそれほどつぶれていない初期のステージで、この時代のものとしては
音質もかなり良いほうでしょう。

 トム・ウェイツは初期からずっと聴き続けているワタシとしては
「Please Call Me Baby」や「The Ghost Of Sat. Night」の
ピアノや唄は涙モノです。(このあたりはブートでしか聴けないので)

 ソロ・ライヴなので、ジャジーな雰囲気はあまりありませんが、
曲自体の良さを再認識するにはもってこいの構成です。

 「Ol'55」...イーグルスをはじめ、いろんなアーティストがカヴァー
してますが、やはりご本家トムのピアノ弾き語りヴァージョンが一番なのは
言うまでもありません。