2001年に「世界限定10000枚」というふれこみでリリース、
日本では「パルプ・ノワール」とかいうタイトルでアナウンスされていましたが、
ワタシは店頭でみかけたことがありません。
(多分、日本では発売されなかったのではないでしょうか?)
このCDでさえ、もう手に入らないモノと半ばあきらめていましたが、
なぜか今、3千数百円で見つけることができました。(もちろん新品です)
なんかキツネにつままれたような感じです。
ギター、あるいはピアノの弾き語りで、曲間の語りも収録されています。
まだ声がそれほどつぶれていない初期のステージで、この時代のものとしては
音質もかなり良いほうでしょう。
トム・ウェイツは初期からずっと聴き続けているワタシとしては
「Please Call Me Baby」や「The Ghost Of Sat. Night」の
ピアノや唄は涙モノです。(このあたりはブートでしか聴けないので)
ソロ・ライヴなので、ジャジーな雰囲気はあまりありませんが、
曲自体の良さを再認識するにはもってこいの構成です。
「Ol'55」...イーグルスをはじめ、いろんなアーティストがカヴァー
してますが、やはりご本家トムのピアノ弾き語りヴァージョンが一番なのは
言うまでもありません。