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ROBBIE ROBERTSON & THE RED ROAD ENSEMBLE 
           「MUSIC FOR THE NATIVE AMERICANS」     1994

 『遥か昔からアメリカの大地に息づくネイティヴ・アメリカンの魂に捧ぐ。
3年の時を経て、ロビー・ロバートソンが社会に問う、衝撃の話題作。』

 「THE NATIVE AMERICANS」というTVのドキュメント番組のサントラで、
彼のソロ3作目にあたります。ネイティヴ・アメリカンの血が流れるロビーが
このような作品を手掛けるのはごく自然のように思えます。プリシラ&リタの
クーリッジ姉妹もコーラスで加わっています。

 ネイティヴなトラディショナルなども交え、ロビーのオリジナルも展開されて
います。(もちろん英語で唄われています。)

 「It Is A Good Day To Die」、邦題「神に召される日」、
迫害されるインディアンが、

   武器を捨てひざまづこう
   あなたがたは私たちを追い払おうとする
   逃げて行く場所などどこにも無いのに
   召されるに良き日だ
   子供たちよ泣かないで
   召されるに良き日だ.....

 ロビーがザ・バンド時代のようにギターを弾きまくるようなサウンドでは
ありませんが、ネイティヴ・アメリカン独特の「死生感」みたいなものが
感じられると同時に、このリズムは心地よい響きを与えてくれるのです。