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JOHN ABERCROMBIE 「ECM SPECIAL 次廖    1974-77

 『沈黙を聴こう。ナウ・ミュージックの宝庫<ECM>の
メイン・アーティスト「ジョン・アバークロンビー」のスペシャル・パスポート』

 70年代中盤のアバークロンビーのECMでのベスト盤です。

 ジャック・デジョネットがらみの音源も安心して聴けるのですが、
客演音源として、B-2 コリン・ウォルコットのアルバム「CLOUD DANCE」
での「Padma」では、ウォルコットのシタールとアバークロンビーのギターが
何とも言えない不思議な空間を創り上げています。

 そしてB-4「Over And Gone」は、ECMのもう一人の看板ギタリスト、
ラルフ・タウナーとのデュオで、静かな中にもそれほど緊張感もなく、
空間的なサウンドを繰り広げています。

 70年代にロック・ビートでジャズ・ロックを奏でたマクラフリンやコリエルらとは
対極的で、静寂の中にジャズ・スピリットを感じさせるアバークロンビーでした。

 当時の\1300という企画もありがたかったです。