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LYNYRD SKYNYRD 「ONE MORE FROM THE ROAD」     1976

 『興奮の90分!迫真のステージの全貌を余す所なく伝える初のライブ・アルバム!!
雷鳴轟かすギター群、咆哮するロニーのボーカルが圧巻。』

 最近ではdvdさんや城島さんが取り上げていらっしゃいました。
皆様はボーナス・トラックがたくさん収録されたデラックス・エディション
とかですが、哀しいかな私は未だにアナログ2枚組みLPでございます。
そのかわり、と言っては何ですが、日本公演のパンフレットとチケット、
飛行機事故の新聞記事などの写真をお付けします。(出血大サービス!)

 76年の7月に行なわれたライヴを収録したもので、9月にはレコード化され
日本でも「来日記念盤」として発売されましたから、たぶんミックス・ダウンにも
ほとんど手がかかっておらず、かなりのスピードで仕上がったレコードと言えるでしょう。

 本作よりスティーヴ・ゲインズがギタリストとして加わり、ゲイリー・ロッシントン、
アレン・コリンズと共に久々にトリプル・ギターの編成になります。

 どの曲も素晴らしい出来ですが、当時特に繰り返し聴いていたのが
バラード調のA-4「Tuesday's Gone」
ジミー・ロヂャースのC-3「T For Texas」
ロバジョンのD-2「Crossroads」
そしてあのD-3「Free Bird」でした。

 ロニーが新加入のスティーヴを紹介し、彼のスライドをフィーチャーした
「T For Texas」、ロバジョンの、というかクリームのヴァージョンをカヴァーした
「Crossroads」、クラプトンが一人で弾いていたものを3人がかりで弾いちゃうんだから、
そりゃもう迫力モノ。でもソロは一人だけ。(左チャンネル、たぶんゲイリー)
そして名曲「Free Bird」ロニーの「何が聴きたいんだい?」に、
会場は「Free Bird!」と応える。美しいピアノとスライドのイントロ、
日本公演では無数のピンスポットが会場内をグルグル回り、
ホント、涙が出ました。

 今、久しぶりに冷静に聴いてみると、トリプル・ギターと言いながら、
ギターの掛け合いもそれほどなく、一人がソロ・パート、あとの二人がサイドに
徹しているので、2本のギターが奏でるリズムはかなり厚い。
でももっと掛け合いが聴ければ...。