5作目になりますか。ご存知ティム・マッグロゥの奥方です。
もはやカントリー・シンガーではありません。(と言いながらカントリーの
書庫に書き込んでる私...)カントリー・チャートはダンナにまかせて、
ポップ路線まっしぐら...。
フジTVのドラマの主題歌になったり、CMで使われたり、と、
シンガー・フェイス・ヒルを知らなくても(知らない人はいないか?)
きっとどこかで彼女の歌声を耳にしていることでしょう。
しょっぱなからロック・チューンの「Free」、パンチこそないものの、
高音部までキチッと唄い上げています。2曲目の「Cry」でホッと一息つくものの、
これとてカントリー臭を感じさせる要素はなく、ちょっぴり不安を抱きながら
次の「One」、これもロック・チューンながらカッコいい!
これはロック・シンガー、フェイス・ヒルの誕生だ!と認識も新たにしました。
本作ではマイケル・ランドゥやヴィニー・カリウタなどロック・バンドを配し、
あえてスティール・ギターやフィドルなどを使わず、また唄い方というか
節回しなどにもカントリー臭さを感じさせるものを意識的に排除した、
というのが私の率直な印象でした。ダン・ハフがプロデュースしている曲も
数曲あるのですが、それらでさえ立派なロック・チューンになっちゃってますから。
それにしても美しいですな。