イメージ 1

CARLOS LYLA 「BOSSA NOVA」     1959-61

 タイトルは「BOSSA NOVA」となっていますが、
59年のデビュー盤「BOSSA NOVA」と61年の2nd「CARLOS LYLA」の
2in1CDです。アナログ盤はマニア垂涎の超レア盤となってたそうですが、
98年に初CD化されたものです。

 50年代末から60年代初頭にかけ「ボサノヴァ」という言葉が広まった時、
「自分がボサノヴァという新しい潮流を作った」という自覚のもとに
彼は「ボサノヴァ」という言葉を商標登録しようとしました。(結果的には
登録には至らなかった)デビュー作に「BOSSA NOVA」というタイトルをつけたり、
あのジョアン・ジウベルトがデビュー・アルバムでリラの曲を3曲も取り上げるなど、
まさにボサノヴァの ”核”となった人でしょう。

 「マリア・ニンゲン」「心優しき青年」など、ボサノヴァ・クラシックとも
言える名曲もいくつか含まれ、そして何よりも「Amor」(愛)という言葉を含む
タイトル名が多く、甘く優しく、ロマンチックな歌ばかりです。
「君を忘れて」でのギター・プレイもなかなか味があっていいですね。