「まだ聴けてないCDたち」の一枚でした。
前作の「DREAM OF LIFE」が結婚引退から9年振りの作品でしたが、
本作はそこから更に8年を要します。
その間、ロバート・メイプルソープ(ジャケット写真をずっと担当)や、
バンド・メンバー、実弟、夫などが相次いで亡くなります。
そんな中発表された本作、黒のジャケットを羽織り、
うつむいているパティのモノクロジャケット写真、
そしてブックレットを開くと亡き夫の写真...
曲調もどこか陰鬱で内省的なものが目立ちます。
一番好きなのは「My Madrigal」で、
「死が二人を分かつまでワルツを踊っていた...」という詩、
これは泣けますねぇ。