dvdkowaretaさんが、「最初に聴くならこれ!」と紹介されていたアルバムです。
コンピやゲスト参加した音源は聴いてはいたものの、
私にとってこれが「カエターノ・デビュー」でした。
本来なら、時系列に聴けばよかったのでしょうが、
中古盤を入手したので、先ずはこれから。
「LIVRO」とは「本」とかの意味だそうで、14の短編小説を収録したような感じで、
かなりタイプの違う感じの曲がズラッと並んでいます。
「Nao Enche」のようにブラスの利いた曲や、とにかく美しい「Voce E Minha」、
ラップ調の「O Navio Negreiro」でのプリミティヴなコーラスにパーカッシヴなリズム、
そしてタイトル曲「Livro」での不気味にからむストリングスとパーカッションにファズ・ギター、
とにかくどの曲もリズム、曲調、声など、変化があって楽しい作品です。
2000年度グラミー・ワールド・ミュージック部門受賞。