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CAETANO VELOSO 「LIVRO」     1997

 dvdkowaretaさんが、「最初に聴くならこれ!」と紹介されていたアルバムです。
 コンピやゲスト参加した音源は聴いてはいたものの、
 私にとってこれが「カエターノ・デビュー」でした。
 本来なら、時系列に聴けばよかったのでしょうが、
 中古盤を入手したので、先ずはこれから。

 「LIVRO」とは「本」とかの意味だそうで、14の短編小説を収録したような感じで、
 かなりタイプの違う感じの曲がズラッと並んでいます。

 「Nao Enche」のようにブラスの利いた曲や、とにかく美しい「Voce E Minha」、
 ラップ調の「O Navio Negreiro」でのプリミティヴなコーラスにパーカッシヴなリズム、
 そしてタイトル曲「Livro」での不気味にからむストリングスとパーカッションにファズ・ギター、
 とにかくどの曲もリズム、曲調、声など、変化があって楽しい作品です。

 2000年度グラミー・ワールド・ミュージック部門受賞。