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BEN SIDRAN  「FEEL YOUR GROOVE」     1971

 『最もナウなサウンドを作り出す魔術師、ベン・シドランの音楽史上に残る幻の名盤! 
ピーター・フランプトン、ボズ・スキャッグス、ジェシ・ディヴィス、ジム・ケルトナー、
チャーリー・ワッツそしてブルー・ミッチェル等豪華ミュージシャンを迎えて
夢のような世界が拡がる最高傑作!!』

 ジャズ評論家としてジャズに造詣の深いベン・シドランが自身の音楽ルーツに
ポップな味付けを反映させた1stアルバムです。

 全体的にロックぽい印象になってしまいましたが、
ベンのピアノとヴォーカルはあきらかにジャズの香りがプンプン、
B-2「Alexander's Rag Time Brand」は完璧にロックのリズムなんですが、
ブルー・ミッチェルのトランペットとジェシ・ディヴィスのギターの掛け合いが
たしかにアンバランスなのですが、どことなく妙なムード、
そしてB-3「Try」はワルツ調の曲で、ベンのヴォーカルとそれにかぶさるブルー・ミッチェルの
トランペットがジャジーで素敵な曲です。

 B-5「Blues In England」このようなブルーズ・ナンバーはベンの最もお得意とするところで、
ドラムスにチャーリー・ワッツ、ギターはピーター・フランプトンで、
イギリスでのセッション・テイクです。
このテイクに関してのみ言えば、ロックぽいサウンドになったのが残念です。
(フランプトンのギターがなければかなり雰囲気が変わると思うのですが...。)