『激しくも静かな両者の対話はニュアンスに富み、コリア=バートンに匹敵するデュオ・アルバム。』
79年にゴードン・ベック名義のトリオにアランが加わった「SUNBIRD」をレコーディングし、
同年末にアランとゴードンのデュオ名義で本作をレコーディングしました。
本作ではアランのアコースティック・ギター、エレクトリック・ギターの両方が楽しめますが、
ロック・フィールド出身のアランのアコギ・ジャズもかなりの腕前です。
生音と生音の対話から産まれる流麗なフレーズは背筋がゾクゾク!となるほどで、
前作のカルテット編成とはまた違ったスリリングな場面に出会えます。
特にA-4「Diminished Responsability」での二人のユニゾン・パートや、
エレクトリック・ギターをバックにアランが唄うB-2「At The Edge」などがお気に入りです。