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THE BAND  「MUSIC FROM BIG PINK」     1968

 メンバー間の力関係というか、いろんな意味でバランスのとれた唯一の作品でしょう。

 「曲によってヴォーカリストが違う!」
 「一つの曲のなかでもパートによってヴォーカリストが替わる!」
というのが、初めて聴いた時の衝撃でした。
写真に見る5人のいでたちや、当時のポップ・ミュージックのような
きれいなハーモニー・ワークでもなく、すごく男臭いサウンドだと認識し、
また惹かれたのも事実です。

 当時はどれが誰の声だかわかりませんでしたが、
「I Shall Be Released」のファルセットや、
A-1の「Tears Of Rage」が好きだったところをみると、
リチャード・マニュエルが一番のお気に入りだったのでしょう。
彼の歌声をもっともっと聴きたかったですね。