79年の東京公演が「BESAME MUCHO」と、この「LANDSCAPE」の2枚に収められました。
本盤に収録された6曲の別の日のテイクもまるごとあります。(ギャラクシー・ボックスで聴けます。)
ただ、どちらもかなり端正なプレイで、聴き比べてもあまり違いは見つかりませんでした。(笑)
やはり聴きモノは「Over The Rainbow」でしょう。
テーマに入る前の90秒ほどの無伴奏ソロ、そしてジョージ・ケイブルズのピアノと
ペッパーのアルトがまさに「融け合う」といった感じの演奏、これは絶品です。
逆にミディアム・テンポの「Straight Life」などでのビリー・ヒギンズのドラミングは
寸分の狂いもなくキチッとし過ぎで面白みのないものに聴こえる時もあります。
でもこれがヒギンズの特徴であることが後日ヒギンズの映像を観て納得しちゃいました。
白い歯を見せ、いかにも楽しそうに叩いている姿はかなり好感度高!
好きなドラマーの一人です。