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LIVINGSTON TAYLOR  「LIFE IS GOOD」     1988

 『兄ジェイムスとのデュエットを始めとして心温まるヴォーカルが堪能できる、ウッドストックで録音された8年振りの傑作。』

 前作の「MAN'S BEST FRIEND」が80年ですからまさに8年振り。ウッドストック系のアーティ・トラウムとスコット・ペティートがプロデュースを担当したカムバック・アルバムです。

 ジャケットは矢吹申彦さんが担当、96年のアルバム「BICYCLE」でもリヴ&ノブのコラボが再現されています。

 一番の聴きモノは、兄ジェイムズとデュエットした「City Lights」でしょう。どちらが唄っても違和感ないし、またどちらがこの曲を書いても不思議ではないくらいのナンバーです。(実は作者はパット・アルジャーです)「J.T.に一番近い男」と言われますが、実はJ.T.がリヴに一番近いんじゃないか、と思う時もあります。

 他にもリア・カンケル(ラス・カンケルの元奥方)とデュエットした「Loving Arms」という曲もありますが、曲はいいのですが、デュエットの相方としてはどうってことないナンバーでした。それよりも後年の「Bicycle」のようなジャジーな唄「Louie」もあり、このあたりのサウンドにも積極的に取り組んでいるリヴ、次のアルバム「OUR TURN TO DANCE」まで、また5年の歳月を要するのでありました。