1972-2005
R.T.BOXのCD-1。フェアポート時代やリチャード&リンダ時代のレパートリーも含め、フェアポート以降のR.T.が唄う未発表音源です。
4曲目の「Willy O'Winsbury」は古い童謡みたいなもので、フェアポート時代のアルバム「LIEGE & LIEF」では「Farewell, Farewell」というタイトルで唄われてました。ペンタングルやジョン・レンボーンなどもレパートリーにしてました。この曲を含め、CD-1はアコースティックの弾き語りが中心に収録されています。
また1972年の「The Great Valerio」はリチャード&リンダの1stアルバム(74年)に収録される前の音源です。そしてエレクトリック・セットでの、離婚直前の名曲「Walking On A Wire」、ここでのちょっとやる気なさそうに聴こえてしまう夫妻のヴォーカルに対し、リチャードのギターの素晴らしいこと! このアンバランスさが絶妙です。(笑)
その他、フェアポートのアルバム「FULL HOUSE」でディヴ・スウォーブリックが唄っていた「Now Be Thankful」のR.T.ヴァージョンとか、マドンナの結婚式について唄った「Madonna's Wedding」、バリバリ、ギターをプレイしている「Shoot Out The Lights」など、聴きモノ多し。