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TOM WAITS 「ORPHANS(喧騒編)」     2006

 「BRAWLERS」(喧騒編)、「BAWLERS」(叙情編)、「BASTARDS」(実験編)の3CDで構成される超大作です。
(といっても音源は新曲に、過去のお蔵入りや未発表テイクなどを加えたものです)

 DISC-1の「喧騒編」は移籍後のアイランドのサウンドを踏襲しているようにも聞こえますが、「HEARTATTACK AND VINE」あたりのトムなりのブルーズの解釈も感じられ、
スライド・ギターをフィーチャーした「Low Down」、
チャーリー・マッスルホワイトのハーモニカが加わるレッドベリーの「Ain't Goin' Down To The Well」など、
全編ブルージーな作品ばかりで、改めて「喧騒編」と名付ける必要もないくらいの近年のトムの姿です。