絵画調のジャケットが印象的なアルバムです。
暴漢に歯を抜かれた事件の後の作品で、前歯が無かったそうです。
バックはグレゴリー・ハーバート(ts)、晩年に一緒にプレイすることになるハロルド・ダンコ(p)、
そしてロン・カーター(b)、メル・ルイス(ds)という布陣で、ヴォーカルなしです。
やはり前歯が無いため、スースーして唄えなかったのでしょうか。
ルグラン作のメロディアスでちょっと切ないタイトル曲「Once Upon A Summertime」がお気に入りです。
チェットを聴く時は、やはり彼の波乱の境遇を知ったうえで聴かないと魅力半減ですね。