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CHET BAKER 「BABY BREEZE」     1965

 『フリューゲルとヴォーカル。傷心のチェットが奏でた哀愁の叙情詩。
惜しまれつつこの世を去ったトランペッター、チェットの叙情的なヴォーカルが堪能できる名盤。
若き日のボブ・ジェームス、ケニー・バレルの名プレイ、
チェットが5年間だけ吹いたフリューゲル・ホーンが聴きどころ。
オリジナル・アルバムに3曲を追加収録してコンプリート化。』

 パリでトランペットを盗まれ、友人に借りたフリューゲルホーンがきっかけで、
64年の「THE MOST IMPORTANT JAZZ ALBUM」から
68年のバド・シャンクの「MAGICAL MYSTERY」まで、
15枚程のアルバムでフリューゲルホーンを吹き続けています。
69年の「ALBERT'S HOUSE」以降、晩年までは再びトランペットに持ち替えています。

 「I Wish You Love」でのもの哀しいフリューゲルホーンの響き、
そして発掘音源である「Sweet Sue」ではバレルのギターのみをバックに唄い
(ヴォーカルのみで自身はプレイせず)シンガー・チェットも健在です。