ポップ・カントリー・シンガーだったマイケル・マーティン・マーフィーには
目もくれなかったナッシュヴィルが彼に感心を寄せたのは70年代後半でした。
80年以降は、カントリーに、西部の歴史や文化を加味した作品を作るようになり、
本アルバムに収録されている「Land Of Enchantment」は
彼が移住したニュー・メキシコ公認の州歌みたいなものになったとか。
面白いのは「Route 66」をジャズ・シンガーのように唄いこなしているところで、
その他にもテックス・メックスやナヴァホ・インディアンを主人公にした唄なども取り上げており、
バック・グラウンドの広さがうかがえます。
90年代に入ると、カウボーイ・ソングを中心としたウェスタン・ミュージックに移行します。