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FAIRPORT CONVENTION 「THE QUIET JOYS OF BROTHERHOOD」     1986-1987

 彼らが1977年以来毎年企画している同窓会コンサート、クロップレディ・フェスティヴァルの
86年、87年のライヴCD2枚と、デイヴ・ペグとサイモン・ニコルによるインタヴューDVDを
併せたBOXセットです。

 86年のステージには元メンバーのリチャード・トンプスン、イアン・マシューズ、
ジェリー・ドナヒュー、その他キャシー・ルサーフがゲスト参加、
また87年のステージでは、同じく元メンバーのリチャード・トンプスン、デイヴ・スウォーブリック、その他ラルフ・マクテル、キャシー・ルサーフ、ジューン・テイバー、
そしてジェスロ・タルからイアン・アンダースン&マーティン・バレが参加してます。

 86年と87年は、曲がダブらないように収録されていますが、唯一重複するのは
「Who Knows Where The Time Goes」で、86年はイアン・マシューズが、
そして87年はキャシー・ルサーフが唄っています。

 また86年のイアン・マシューズのパートでは、アカペラの「Woodstock」や
レナード・コーエン作の「Suzanne」が聴け、また名曲「Sloth」ではあのリチャード・トンプスンと
ジェリー・ドナヒューのツウィン・ギターが聴けます。
そしてフェアポートのテーマ・ソングとも言うべき「Meet On The Ledge」では
出演者全員での大合唱...まさにクロップレディならではの記録です。

 続く87年のDisc2では、サンディ・デニーの名曲「John The Gun」をジューン・テイバーが、そして「Who Knows Where The Time Goes」をキャシー・ルサーフが唄い上げ華を添えています。
またリチャード・トンプスンやデイヴ・スウォーブリックらのパフォーマンスも数曲収録されています。ラストに演奏されたはずの「Meet On The Ledge」は86年のDisc1に収録されているため、
87年のDisc2ではカットされ、替わりに「Matty Groves」と「Who Knows...」をラストに
収録しています。

 その他、86年のステージでは、フラーコ・ヒメネス(ライ・クーダーと共演したアコーディオン・プレイヤー)、87年のステージにはチキン・シャックなども登場したようです。

 あ、そうそう、イアン・アンダースンの懐かしの名曲「カッコー・セレナーデ」も聴けますよ。