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V.A 「FOLKLORE INTERNATIONAL BEST」

 『生命力と大地の律動をはらんだ、南米のアンデスと周辺諸国の民間伝承音楽、フォルクローレ。
ペルー、アルゼンチン、パラグアイ、エクアドル、チリ・・・
伝統のEMIならではの一流アーティストによる圧巻のベスト盤。』

 「コンドルは飛んで行く」「花祭り」「灰色の瞳」など、日本でもよく知られた曲も含まれています。
  
 ちなみにサイモン&ガーファンクルで有名な「コンドル」はもともとペルーの民族研究家がオペラのために作ったもので、
まったく無関係な歌詞をつけて唄ったS&Gによって世界的に知られるようになったことも、
フォルクローレ・ミュージックの一つの転機となったようです。

 フォルクローレというと、ケーナ、サンポーニャ、チャランゴなどの楽器によるアンサンブルで親しまれていますが、
アタウアルパ・ユパンキのようにギター一本で反骨精神を表現する詩人もいます。
また、クリスティーナ&ウーゴのクリスティーナのように、女性シンガーによって唄われる曲もたくさんあり、
どれも我々日本人の琴線をくすぐる音色をもってます。
ちなみにクリスティーナはグラシェラ・スサーナのお姉さんにあたります。

 また、ウニャ・ラモス作の「灰色の瞳」は、日本では長谷川きよしさんや加藤登紀子さんによって唄われましたが、
日本語の詩をつけてもまったく違和感なくフィットしてたから不思議...。

 以前、WAYNOというフォルクローレ・グループが、日本の「ふるさと」を原曲に忠実に演奏していましたが、
ペルー風に聴こえてしまうからこれまた不思議です。