『ウッドストック・マウンテンズ・レビューに突如現われたストリング・ベンダー・ギターの
天才アーレン・ロスの傑作セカンド・アルバム。
ペダル・スティール・ギター応用の超絶テクニックが凄い。
カントリー・ロックのボーダーライン、ザ・バーズなどを好むファンにお薦め。
もちろんクラレンス・ホワイト、アルバート・リーなどでお馴染み超テク・ギターに
感心があるファンも見逃せない名盤。』
チョーキングでスティールのようなサウンドを出す人、
ストリング・ベンダーを用いてスティールのサウンドを作る人...いろいろいますが、
この人の奏法はもっと高度なもののようです。
左手のそれぞれの指が独立してチョーキングをする、みたいな複雑怪奇なテクのようです。
ジョニー・リヴァースの「プア・サイド・オブ・タウン」と、
パーシー・スレッジの「男が女を愛するとき」の2曲はパースエイジョンズがコーラスで参加、
特に「男が女を...」ではコーラスをバックにギター弾きまくりのインストで、
ジェームス・バートンとも違う、アルバート・リーやジェリー・ドナヒューともまた違う、
ソウルフルなカントリー・スタイル、お見事!です。
アルバムも何作か出してますが、商業的に成功するはずもなく、
インストラクターの仕事がメインで、教則ヴィデオも出しているようなので、
是非この目で彼の奏法を確認したいです。
日本には77年、マッドエイカーズ・リユニオン・コンサートのメンバーとして
来日していたようです。