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 「楽しい夕に」     1972

 気の合う仲間が集まって、酒を飲みながら歌ったようなA-1「ラー・ラー・ラ・ラ・ラ」、
なぜか自分の大学生活がオーヴァーラップしてきます。ヤローばっかり集まって酒を飲んで歌ってました。
陽水さんの歌や自作の「乾電池のブルーズ」や「悲しきマーガリン」など。(笑)

 本盤のハイライトはA-5「九月になったのに」でしょう。

  九月になったのに
  いい事なんかありゃしない
  九月になったのに
  何も変わりゃしないのさ...

 月日が流れても自分の生活や環境はなにひとつ変わらない、というもどかしさを唄ったものでしょうか。
何か鬼気迫るような唄い方です。

 B-4「日隅くんの自転車のうしろに乗りなよ」は、ウッド・ベースといい、
ジャズになりきれないアコギのカッティングなど、面白い作りの曲です。

 考えてみれば、この頃から30数年経った今も、清志郎さんは変わってないですね。