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 STEPHEN STILLS  「MANASSAS」     1972

 『スティヴン・スティルスがサザン・ロックを標榜して結成したバンド、マナサス。
LPでは4部構成2枚組みの力作がデジタル・リマスタリングでついにCD化!』

 LPは昔処分してしまったのでCDで買い直したものです。
帯には「サザン・ロックを標榜して結成...」とありますが、サザン・ロックという狭義のものではなく、
「アメリカン・ロック」と言い換えたほうがふさわしいでしょう。

 ソロ2作が前評判の割にはイマイチ評価に結びつかなかったスティルスですが、
今回は自分のバンド、マナサスを引き連れて2枚組LPでデビューしました。
(もちろんスティルスのワンマン・バンドです、笑)
CSN(Y)~ソロ時代にはあまり感じられなかったカントリー・テイストが、
クリス・ヒルマンやアル・パーキンスの加入も手伝って一気に開花し、
新しいスティルスのお披露目となりました。
A・B・C・D面それぞれにサブ・タイトルが付けられていますが、
「THE WILDERNESS」と名付けられたB面はアル・パーキンスのスティール、
クリス・ヒルマンのギター・マンドリンなどカントリー・フレイヴァーが縦横無尽に飛び交い
素晴らしい仕上がりとなっています。

 他の3面は従来のスティルスのバック・グラウンド(ブルーズ、R&B、ラテン・ビートなど)を
踏襲したものですが、やはりスティルスはわがまま放題に振舞える自己のバンドで活き活きしています。