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 RICHARD & LINDA THOMPSON  「HOKEY POKEY」     1975

 『リチャード&リンダの二作目は、サイモン・ニコルやパット・ドナルドソンら
気の知れた仲間と心おきなく繰り広げられる音楽世界。
英国音楽文化の伝承というテーマに、新たなアプローチを加えることで
前作に負けず劣らぬ傑作となった。
BBCのジョン・ピール・セッションなど五曲をボーナス・トラックとして追加。』

 前年の「I WANT TO SEE THE BRIGHT LIGHTS TONIGHT」では、
リンダの素人ぽさが逆に初々しい魅力を引き出していましたが、
続く第2作では、唄い方もしっかりしてきてます。
リンダの魅力は「Hokey Pokey」や「Georgie On A Spree」のようなポップ・ソングにあると
思ってましたが、「Never Again」や「A Heart Needs A Home」みたいな
しっとり聴かせる唄もなかなかです。

 本作でのリチャードは貧しい者やハンディを背負った者など、弱者を描いた詩が多く、
この後少しずつ宗教めいた要素も加わっていきます。