『"言うまでもなくジミー・ロヂャースは、20世紀における導き手のひとりとも言える存在だ。
彼が切り開いた道に続いたわれわれにとって、歌に対する彼の姿勢は常にインスピレーションに
満ちたものだったからね。"・・・ボブ・ディラン』
「ロヂャース(RODGERS)」は、フリーやバドカンのポール・ロヂャースと同じスペルで、
これを間違えるとシカゴ・ブルーズのジミー・ロジャーズ(JIMMY ROGERS)になっちゃいます。
96年に録音され、ジミー生誕100年の97年に発表された本作、
カントリー・ミュージックだけではなく、アメリカン・ミュージック史上、
最も重要な人物の一人といっても過言ではないジミー・"ブルー・ヨーデル"・ロヂャースを、
ボブ・ディランを中心にいろんなミュージシャンがトリビュートしています。
ボノやジョン・メレンキャンプといった若手も参加してますが、やはりディランやウィリー・ネルスン、
変り種ではジェリー・ガルシア&デイヴィッド・グリスマン、アーロン・ネヴィル等のヴァージョンも
良かったりします。
アリスン・クラウスやメアリー・チェイピン・カーペンターなどもいいですね。
ディッキー・ベッツのヨーデルもなかなか似合ってますよ。
さすがディランはヨーデルなかったですが。
1927年から33年までの間に110曲ほどしか残していないのですが、偉大なジミーでした。
レーナード・スキナードが日本公演で披露してた「T For Texas」で有名です。
本盤ではドワイト・ヨーカムが唄ってます。
The Songs Of Jimmie Rodgers A Tribute」
Bono / Dreaming With Tears In My Eyes
Alison Krauss & Union Station / Any Old Time
Dickey Betts / Waiting For Train
Mary Chapin Carpenter / Somewhere Down Below The Mason Dixon Line
David Ball / Miss The Mississippi And You
Bob Dylan / My Blue Eyed Jane
Willie Nelson / Peach Pickin' Time Down In Georgia
Steve Earl & The V-Roys / In The Jailhouse Now
Jerry Garcia, David Grisman & John Kahn / Blue Yodel #9
Iris DeMent / Hobo Bill's Last Ride
John Mellencamp / Gambling Bar Room Blues
Van Morrison / Mule Skinner Blues
Aaron Neville / Why Should I Be Lonely
Dwight Yoakam / T For Texas