『元フォザリンゲイのトレヴァー・ルーカス、ジェリー・ドナヒューが中心となって
制作された通算九作目。トラッドの解釈も冴え渡り、リチャード・トンプソン脱退後、
バンドとして最もまとまりのある作品として、見過ごされてしまうにはあまりにも惜しい一枚。
ライヴなどボーナス・トラック四曲を追加。』
前作「ROSIE」ではルーカス&ドナヒューのアメリカン・テイストが予想以上に出てしまい、
急場しのぎの感をぬぐえませんでしたが、本作では、トラッドの香りとルーカスのヴォーカルや
ドナヒューのカントリーぽいベンディング・プレイがうまく溶け込み、
思ったよりも違和感を感じさせないのが不思議です。
「Pleasure And Pain」はカントリーぽいナンバーで、
ドナヒューのスティールのようなギター・プレイとスウォーブのフィドルも
見事マッチしているかのように聴こえますが、スウォーブの戸惑う姿が浮かぶのですが、
どうでしょうか?