『ブルースを極めた男が辿り着いた新世界』
セルフ・プロデュースの本作では、従来のポップな要素を捨て去り、ブルーズ回帰か!?
と想わせるようなスリリングな展開となってます。
ジョン・リーのような唄い方を真似た「1040 Blues」や、
アルバート・コリンズと共にアルバート・キングの「You're Gonna Need Me」をカヴァーしたりと
ちょっとマンネリを感じていたファンとしては嬉しい限りです。
92年にアルバート・キングが亡くなってますので、追悼カヴァーということです。
ここでのクレイのヴォーカルに絡みつくコリンズのギターも素晴らしいし、
コリンズ~クレイと続くギター・ソロも、両者ワン&オンリーのトーンやフレーズの応酬で、
アルバート・キングにトリビュートしてます。
セルフ・プロデュースは大正解!でした。(と私は思ってます。)