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 「MAN'S BEST FRIEND」     1980

 『ウェスト・コーストのAORフレイヴァーが散りばめられた5作目。
ラリー・カールトン、ドン・ヘンリー他参加、オーリアンズのカヴァーも聴ける。』

 リヴには珍しくゲスト・プレイヤーも充実しています。
ラス・カンケル、ラリー・カールトン、ジェフ・ポーカロ、スティーヴ・クロッパー、
カーラ・トーマス、ドン・ヘンリー、フロー&エディ、
そしてプロデュースは半数の曲をジェフ・バクスターが担当しています。
また、もう一つの特徴としては、カヴァー曲を4曲もやってる点でしょう。

 R&B風のカヴァーなどは兄ジェイムズやリヴの得意とするところで、
本作でも「Dancing In The Street」などを取り上げています。
またオーリアンズの「Dance With Me」やランディ・ニューマンの「Marie」なども
上手にこなしてます。(この2曲は共にジョン・ボイランのプロデュース)

 過去のアルバムでもそうですが、ポップスやスタンダードを処理・消化する能力が
テイラー・ファミリーの中では一番高く、「フォーク・シンガー」という域を越えて
「ポップ・シンガー」という感じが作品を追う毎に強まります。

 しかし、「Dancing In The Street」でのノリはいいですねぇ。
デュエットしているカーラ・トーマスもいい!