「SPRING TRAINING」 1991
大昔のカントリー・ジェントルメンにいたジョン・ダフィという人が
72年に結成したブルーグラス・バンドが "セルダム・シーン"で、
そこのリード・ヴォーカルがジョン・スターリングでした。
そのジョン・スターリングが "ザ・ナッシュ・ランブラーズ"を率い、
カール・ジャクスンと共演した作品のようです。エミルゥ・ハリスも4曲で参加してます。
ジョン・スターリング、ちょっと高めの声のカール・ジャクスン、
そしてエミルゥの3声によるハーモニーからはブルーグラスの楽しさが十分伝わり、
カールのギター、サム・ブッシュのフィドル、アル・パーキンスのドブロによる
アコースティック・サウンドも、さすが芸達者揃いで素晴らしいです。
エミルゥがリード・ヴォーカルをとっている「Don't Let Our Love Die」の
ワルツ・スタイルの曲に、メンバーの個々の個性が、短いながらも凝縮されています。