『19世紀末、英国南西部ババコームで起きた殺人事件の犯人
ジョン・"ババコーム"・リーの半生をモチーフに、
数奇な運命を辿った男のストーリーを一気に聴かせるコンセプト・アルバムは、
通算七作目にしてそれまでの総決算的作品。
サンディ・デニーをフィーチャーしたBBC音源二曲をボーナス・トラックとして収録。』
メンバーのデイヴ・スウォーブリックがアンティーク・ショップの古新聞で見つけた
19世紀の殺人事件をテーマにしたコンセプト・アルバム。
膨大な資料が付いてますので、それを読みながら聴かないと本作の素晴らしさはわからないでしょう。(つくづく、日本盤を買って良かった!)
しかし、昔の事件にインスパイアされ、ほとんど一人で書き上げてしまったスウォーブに脱帽!
リチャード・トンプスンもサンディ・デニーもいなく、華がなくなったフェアポート、
こんなに素晴らしい作品でもセールス的には芳しくなく、次作から、
ジェリー・ドナヒューとトレヴァー・ルーカスを加え、再生を図ります。