イメージ 1

 「THE NIGHTFLY」     1982

 『ドナルド・フェイゲンの魔法を信じますか? 
エレガントに煌くシティ・エッセンス、やがて貴方は魅力の虜に・・・
"ヴォイス・オブ・スティーリー・ダン"が放つ超強力ソロ第1弾、
すべてのジャンルを超越してセンセーショナルに登場!!』

 A-1「I.G.Y.」の小気味良いレゲェ風のリズムに小躍りし、
ゲイリー・カッツやラリー・カールトンの名前を見つけて安心する一方、
ウォルター・ベッカーの名前が見当たらないことに気付き、
それでもなお、「幻想の摩天楼」~「AJA」~「GAUCHO」の流れからは逸脱しておらず、
全く違和感なく聴けるソロ・アルバムに感激もひとしお。
デジタル・レコーディングで音質もかなり良く、いまだにLPで愛聴してます。

 いきなり自身のコーラス入りで始まる「Maxine」でのジャジーな雰囲気や、
タイトル曲「The Nightfly」での濃厚なハーモニー・ワークなど、当時かなり魅了されました。
またラリー・カールトンは全編でギターを弾いてますが、ダン時代ほど目を見張るようなソロはなく、
バンド・サウンドにうまく溶け込んでいるような気がします。

 しかし、これも後に「AOR」という言葉でジャンル分けされそうになってましたからね。(笑)