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 「IT COULD HAPPEN TO YOU」     1958

 今日は朝から天気が良いので(晴、17℃)車のタイヤ交換2台分と
庭木の雪囲いの撤去で一汗かきました。この疲れは明日あたりから
ジワジワと出てくるんだろうなぁ。

 リヴァーサイド第一弾、今まではLA録音でしたが、ここからNY録音
が始まったようです。ピアノはケニー・ドリュー、ベースはジョージ・モロゥ、
サム・ジョーンズ、ドラムスにフィリー・ジョーンズ、ダニー・リッチモンド
の、イースト・コーストのジャズメンたちです。

 「CHET BAKER sings」シリーズ、本作では数曲でスキャット唱法を披露
しており、この後、スキャットをも極めていくことになります。チェットの
スキャットは彼のトランペット・プレイのフレーズをスキャットにしたもので
お洒落なセンスを感じます。(あの声ですからなおさら)本作ではトランペットの
露出度が少ない分、スキャットで補ったのでしょうか?そう言えば、暴漢に
襲われ前歯を失ったあとの作品でしたっけ?そうであれば、ペットを控えめに
し、ヴォーカルやスキャットをメインにしたのでしょうか。

 彼の生涯の十八番となるB-2「Everything Happens To Me」、チェットの
ソロ、ケニー・ドリューのピアノ、フィリー・ジョーのブラシ、もう最高の
バラードです。疲れた肉体にこの曲を浴びせると、なんだかトロ~ンと
しちゃいますね。