『ストリーヴィルに夜の帳がおりるとき、そこにはいつも音楽があった・・・。
ロック・シーンの巨人ロビー・ロバートソンが想う、男達の愛、憧れ、そして運命。』
ニュー・オーリンズ録音で、ザ・バンドのメンバーやニール・ヤング、
ブルース・ホーンズビー、ネヴィル・ブラザーズらが参加してます。
「ストリーヴィル」とはニュー・オーリンズのかつての赤線地帯で、
「Go Back To Your Woods」で、「ストリーヴィルに夜の帳が
おりる時、女たちとうまくやれなくても音楽があるさ。ワクワク
するがいい...」と唄われてます。
またニール・ヤングとデュエットした「Soap Boy Preacher」
でのホーン・セクションの柔らかい音色もどこか懐かしい感じです。
そしてネヴィル・ブラザーズが加わった「What About Now」、
このユルい感じ、たまらなくいいです。
詩から受けるネイティヴなイメージと、どこかニュー・オーリンズ
を想わせるサウンド・ディテール、それに加えザ・バンドをも偲ばせる
不思議な魅力をもった作品です。