『研ぎ澄まされたトニーのドラミングが鋭く光り、ロンのベースが唸りをたてて引っぱってゆく、
名手ハンクがいぶし銀のピアノを聴かせてくれる。
三人のまさしくグレイトなミュージシャンによるグレイトなアルバムがこれだ。』
アメリカ生まれの日本育ち、GJT。ロンとトニーはいろんなカテゴリーの、
いろんなミュージシャンの作品に顔を出してますが、何でもこなしてしまう、まさに死角なし!
いろんな色に合わせてしまうカメレオン状態です。
特にトニーの4ビートは本作が最高の出来のひとつだと思います。
大御所のハンクを含め、ハンク・ジョーンズ・トリオにならず、バランスのとれたトリオで、
A-3「Wave」やB-2「I Remember Clifford」はホント、繰り返し繰り返し聴いたものです。
日本でのジャズのファン層の拡大に大いに貢献した作品でしょう。