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 「HAWKS & DOVES」     1980

 『ベスト・ライヴ「ライヴ・ラスト」で自らの70年代を総括したニール・ヤング、
待望の80年代第1弾!!新たなスタートにかけるニールの意欲を生々しく伝える傑作アルバム!!』

 久々にフォーキーな雰囲気に浸れる作品です。アコギとハーモニカの弾き語りの
A-1「Little Wing」、これを聴くとなぜかホッとします。
そしてA-2「The Old Homestead」~A-3「Lost In Space」~A-4「Captain Kennedy」
と続くアコースティックな響きは、作風がコロコロ変わる前後のさくひんの中でも唯一、
安堵感に浸れるサウンドではないでしょうか?

 B面では、ベン・キースのスティールがフィーチャーされた
B-1「Stayin' Power」~B-2「Coast Line」と続き、
ちょっとカントリー風味のイカしたサウンドです。
B-3「Union Man」は、そのカントリー風味にエレクトリック・ニールをプラスした感じで、
B-4「Comin' Apart At Every Nail」~B-5「Hawks & Doves」と続きます。

 何らかのメッセージを込めたと思われる歌もいくつかあるようですが、
本作以降はオールド・ファンをちょっとガッカリさせるような作品もいくつかあり、
80年と言う彼にとってのターニング・ポイントのひとつ手前の作品と認識すべきでしょう。